風の色、海の色、バルセロナ色

バルセロナからの気ままな風。
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孫?

日本の友人から初孫誕生の知らせが届いた。所謂できちゃった婚だから若いカップルではあるのだが、しかし、孫? 友人は私と同い年だし、子供たちもほぼ同じような年頃だから、いや〜、そんなお年頃か? と、我が身のことながら実感は湧かない。




我が家は仔犬が生まれ、私は乳母仕事に追われている。やっぱり曾孫になるんだろうか。生命が誕生し、日々その命の芽が光の方向へと伸びていくのを見ることは、根源的な喜びである。そう言えば、我が息子が産まれた時、健在だった私の祖父母は初曾孫誕生を非常に喜んで、初節句の餅を搗いてくれたっけ、と懐かしい。孫や曾孫が産まれてありがたいと感じるのは、自分の血が続いていくことへの原始的安堵感をも含むのかもしれない。



今回の出産はメスが6歳になっての、タイムリミットを背負ってのものだった。昨年は諸事情があって断念、これが初産としては最後のチャンスだった。犬でも人間でも高齢になっての初産はリスクが伴う。8匹のうち無事に生まれたのは6匹で、それなりにリスクがあったという事なのかもしれないが、今のところ残った仔犬たちは順調に育っているようで、ありがたい事だ。

ダルメシアンの出産は高リスクを伴う。まず目の色が違わないか、スポットの出はどうか、歯の噛み合わせは正しいか、そして耳は聞こえるか。この聴覚問題が一番の難題だ。当然ながらまともなブリーダーであれば、こういった欠点のある犬を掛け合わせには使用していないし、そう言ったブリーダーの家系なら少なくとも5〜10代前に遡ってチェックが可能だ。それだけの熟考をして掛け合わせても、難聴の仔犬が絶対に出ないとは言えない。それはダルメシアンのブリーダーにとって避けがたい問題である。これらをクリアーして、身体のバランスとスポットの配置バランスが良い仔犬が、初めてショウ用に選ばれる。しかし仔犬のうちは出自で勝てるが、その後はいかに身体を作り上げるか次第であり、そこからショウに勝っていける仔と言うのは「宝くじに当たるより難しい」 今回ありがたい事にショウ用にと数名の方が希望されているが、果たしてそこまでの仔がいるかどうか、ハラハラである。

ショウに勝ち、名が出ていくことは、当然ながら嬉しいが、何はさておき素晴らしい家庭に恵まれ幸せな犬生を送ってもらう事、それが一番の願いだ。善き飼い主に恵まれた犬ほど、幸せなものはない。そういう命の輪が、犬友の輪が繋がれていくのも喜びの一つである。時に挫けそうになる自分の弱さを黙って奮い立たせてくれるのは、こういう小さな命の煌めきなのかも知れない。

仔犬の様子はここで。


| るな | ダルメシアン | 20:54 | comments(0) | trackbacks(0) | -









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