風の色、海の色、バルセロナ色

バルセロナからの気ままな風。
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夏祭り
夏は祭りの季節だ。ピレネーの村に行くと、村々のFiesta Mayorと呼ばれる、村の守護聖人祭に行き会う。山あいの村の最大の祝祭だ。カタルーニャ州の守護聖人はサン・ジョルディ、バルセロナ市の守護聖人は慈悲の聖母マリア・メルセデスだが、この8月を彩る祭りといえば、グラシア地区の祭り。グラシアはかつて独自の村だったため、バルセロナ市に組み込まれる前の自らの守護聖人がいるのだ。



グラシア地区は若者に人気の地区。若いアーティストたちやイッピー的若者が多く住んでいる界隈だ。猥雑さに適度に洗練された部分が織り交ぜられている感じの、庶民的でありつつちょっと他とは違うよと、小粋に鼻を動かしてるような街。この区域のFiesta Mayorは通り毎にテーマに沿った飾付を競う。今年最優秀賞を獲得したのはベルディ通り、テーマは日本だ。



異文化コミュニケーションを好む街だけあって、日本の小物を売ってる店もちらほらある。朱の大鳥居、ぼんぼり、伏見稲荷風千本鳥居、中華的竜。今も昔も変わらぬ、日本。ディスカバーJapan。



垂れ幕や鳥居に書かれている文字が、気恥しくも友愛だの幻想だの超越だのと、単純に字面で愉しめない日本人にとっては、なんともこっ恥ずかしい。私たちがアラブ文字を字面で愉しむのと同じで、そこにどんな危険なメッセージがあっても知ったことではないようなものだ。



大鳥居が入り口だとすれば出口を飾るのは相撲取りと芸者。ゲイの友人が、まさしくこの組み合わせで仮装パーティに出たというので笑った。スペインで言えばカルメンと闘牛士みたいなものか? しかし、相撲取りが隈取してやしないか?(笑)



富士山がないよね、富士山が〜。といちゃもん付けつつブラ歩き。ワタシ的にはパリをテーマにしたアントニ通りの方が好み。こちらは芸術点で一位を獲得しただけあって、パリのちょっとくすんだ色合いが偲ばれる。



ムーランルージュのカンカン踊りや、こんな下着屋さん。実在しそうなデフォルメの具合がいい感じ。ちゃんとエッフェル塔もあった。



上を見上げると水のペットボトルも素敵なモザイク天井に。色水の微妙なトーンで、バルセロナのあくまでも明るい陽射しをパリの空に変えている。やはり、芸術点は高い。



住民総出で製作している手作り感満載のお祭りだ。どう見ても学園祭の飾り物にしか見えないものやら、冷やかし歩きが愉しめるグラシアの祭り。8月にバルセロナを訪れるなら、ぜひお薦めしたい街歩き。
| るな | バルセロナという街 | 17:41 | comments(0) | trackbacks(0) | -









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